出産を控えたママさん向けに、「赤ちゃんのお部屋にはこれを揃えましょう」というリストはドイツにもあります。ベビーカーやベビーベッドに加え、ドイツではおむつ交換台(Wickelkommode/Wickeltisch)も必ずリスト入りしています。
日本ではあまり馴染みのない物なので、これからドイツで出産予定の方の中には、本当に必要なのか?と思っている方もいるのではないでしょうか。
おむつ交換台のメリットや取り扱いメーカー、実際に購入しなかった我が家の例を紹介したいと思います。
おむつ交換台Wickelkommodeの役割
引き出しや収納スペースのあるチェストの上部に、おむつを交換できるスペースのついた家具。あまり馴染みのない物だったので、おむつを卒業したら使い道が無くなるのでは?と思っていましたが、調べてみるとメリットもたくさんありました。
Wickelkommodeのメリットは、
一番大きなメリットは腰痛対策でしょうか。赤ちゃんのお世話は前かがみになることが多いので、出産後のママには辛い姿勢です。特におむつ交換は1日に何回もある作業なので、立ったままの姿勢で出来たら負担も減りますよね。
また、おむつ交換台の中には上部の交換スペースを取り外して普通のチェストとして継続利用できるものもあります。おむつを卒業しても、引き続きこども服やおもちゃの収納に使えて便利ですよね。
おすすめブランド
こども部屋の家具を扱っているメーカーであればWickelkommodeの取り扱いもあります。ドイツでメジャーな人気のブランドを3つ紹介します。
roba
こども部屋の家具をメインに扱うドイツメーカーのrobaはWickelkommodeの種類が豊富。シンプルなものから、収納スペースが豊富な本格的な家具タイプのものまで、選択肢が多いので自宅のスペースに適したものが見つかります。
Wickelkommodeは通常300~500ユーロくらいはしますが、robaでは100,200ユーロ代のお手頃価格のものも扱っています。
また、新しい家具を置くスペースが無い方向けに、自宅に既にあるベビーベッドや洗濯機に設置できる交換台(Wickelplatte)も発売しています。
STOKKE
ノルウェー発のSTOKKEはハイチェアやストローラーで人気の北欧ベビー用品ブランドです。こちらは取り扱いは1種のみで、交換台とチェストを別々に購入して組み合わせます。
自宅のインテリアにも馴染みやすい、シンプルでありながらもおしゃれな北欧デザインのチェストは3種類のカラーがあります。
IKEA
家具といえばドイツでも定番のIKEA。ここでもおむつ交換台があります。
価格もお手頃で(100ユーロ以下もあり!)、カラーバリエーションも豊富。他の家具とコーディネートしてこども部屋を統一できるメリットもあります。
おむつ交換台は必要?
Wickelkommodeはあれば便利ですが、専用の家具を購入しなくても、我が家は代用品でokでした。
我が家では出産前にちょうど引っ越しがあり、大きな食事用テーブルを新調しました。そこで、前まで使用していた小さめのテーブルをこども部屋で使うことに。たまたま家にあったフリースの毛布を敷いて、おむつ交換台用の防水マット(Wickelauflage)を置いたらなんだかそれっぽく。お世話グッズを置くスペースもあり、不自由なく使えているので、そのままここまで来てしまいました。
腰に負担のかからない高さのテーブルであれば十分代用できると思います。
Wickelkommodeは自宅スペースと要相談の家具ではあると思います。あまりスペースの無い場合は、ベビーベッドに設置したり、スタンド式のバスタブと兼用できるものなどもありますよ。
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